箱根地区水道事業包括委託とは

神奈川県企業庁は、国内水道事業が抱える課題を解決する方策の一つとするため、2014年4月から「箱根水道事業包括委託」を実施し、「公民連携かながわモデル」の構築に取り組んできました。
この委託は、箱根地区における県営水道事業を、民間企業に包括的に委託するもので、委託された民間企業が、水道事業全般を実施することによって、水道運営のノウハウを習得し、事業展開できるように支援するものです。
2024年4月から始まった第3期事業では、危機管理と環境に配慮した取り組みを推進し、安全で良質な水道水の供給を維持します。 また、神奈川県企業庁が構築した「公民連携かながわモデル」の本格運用を通じて国内水道事業体の持続・発展に貢献していきます。


事業概要

件  名 箱根地区水道事業包括委託(第3期)
発 注 者 神奈川県企業庁
委託内容 水道事業運営に係る包括委託業務
委託期間 2024年4月~2034年3月(10年間)
委託金額 87.5億円(税別)
SPC 箱根水道パートナーズ株式会社
SPC:特別目的会社(Special Purpose Company)。
本事業を実地するために民間事業者グループによって設立される事業目的を限定した商法上の株式会社。


対象地区について

【包括対象地域】箱根町北部
(仙石原、宮城野、強羅、木賀※1、元箱根※2

【給 水 戸 数】 4,346戸 (2023年3月31日現在)

【給 水 人 口】 5,257人(箱根町人口の約48%)
(2023年3月31日現在)

【年間使用水量(有収水量)】 2,181,473㎥
(旅館等への給水が68%以上)
(2022年度実績)

【日平均/日最大配水量】7,051/9,641m3/日
(2022年度実績)

※南部は箱根町上下水道温泉課が管轄
※1 木 賀(木賀、新田及び川向に限る)
※2 元箱根(旧札場、三右ェ門平、禅月山及び新宮山に限る)